ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館
ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 | |
---|---|
The Woman In Black | |
監督 | ジェームズ・ワトキンス |
脚本 | ジェーン・ゴールドマン |
原作 |
スーザン・ヒル 『黒衣の女 ある亡霊の物語』 |
製作 |
リチャード・ジャクソン サイモン・オークス ブライアン・オリヴァー |
製作総指揮 |
ガイ・イースト ニール・ダン トビン・アームブラスト ロイ・リー ザヴィエル・マーチャンド マーク・シッパー ナイジェル・シンクレア タイラー・トンプソン |
出演者 |
ダニエル・ラドクリフ キアラン・ハインズ ジャネット・マクティア ソフィー・スタッキー リズ・ホワイト |
音楽 | マルコ・ベルトラミ |
撮影 | ティム・モーリス=ジョーンズ |
編集 | ジョン・ハリス |
製作会社 |
クロス・クリーク・プロダクションズ ハマー・フィルム・プロダクション Alliance Films UK Film Council Talisman Productions Exclusive Media Group Film i Väst Filmgate Films |
配給 |
CBS Films Alliance Films Momentum Pictures ブロードメディア・スタジオ |
公開 |
2012年2月3日 2012年2月10日 2012年12月1日 |
上映時間 | 95分[1] |
製作国 |
イギリス カナダ スウェーデン[2] |
言語 | 英語 |
製作費 | $15,000,000[3] |
興行収入 | $127,730,736[4] |
次作 | ウーマン・イン・ブラック2 死の天使 |
『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』( - ぼうれいのやかた、The Woman in Black)は、2012年のイギリスのホラー・スリラー映画。スーザン・ヒルの小説『黒衣の女 ある亡霊の物語』を原作とし、ジェームズ・ワトキンスが監督、ジェーン・ゴールドマンが脚本を執筆、製作はハマー・フィルム・プロダクションである。出演はダニエル・ラドクリフ、キアラン・ハインズ、ジャネット・マクティア、ソフィー・スタッキー、リズ・ホワイトらである。北米では2012年2月3日、イギリスでは2012年2月10日に公開された[5][6]。
ストーリー
19世紀末のロンドンに暮らす若き弁護士アーサー・キップスは、4年前に愛妻ステラを亡くして以来、失意のどん底に沈んでいた。 そんなある日、事務所の所長から新たな仕事を命じられた彼は、ひとり息子ジョセフをロンドンに残し、 田舎町クライシン・ギフォードへの出張に旅立つ。 列車を乗り継いで現地に着いたアーサーに課せられたのは、 最近他界したアリス・ドラブロウ夫人の“イールマーシュの館"に赴き、彼女の遺言書を見つけ出すこと。 ところが沼地の島にぽつんとそびえ立つ館にはただならぬ陰鬱なムードが漂い、謎めいた“黒衣の女"が森や窓辺に出没する。 やがてこの館の忌まわしい過去と、町の大勢の子供たちが相次いで変死している事実を探りあてたアーサーは、 自らも恐るべき呪いの連鎖に巻き込まれていくのだった……
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
アーサー・キップス | ダニエル・ラドクリフ | 小野賢章 |
サム・デイリー | キアラン・ハインズ | 菅生隆之 |
エリザベート・デイリー | ジャネット・マクティア | 宮寺智子 |
ジェネット・ハムフュ | リズ・ホワイト | 山像かおり |
ミスター・ベントレー | ロジャー・アラム | 町田政則 |
ジェローム | ティム・マクマラン | 田原正治 |
ジョセフのナニー | ジェシカ・レイン | |
ケックウィック | ダニエル・セルクェイラ | |
フィッシャー | ショーン・ドゥーリー | |
ミセス・フィッシャー | メアリー・ストックリー | |
PC・コリンズ | デビッド・バーク | |
ステラ・キップス | ソフィー・スタッキー | |
ルーシー・ジェローム | ミーシャ・ハンドレイ | |
ジョセフ・キップス | イーファ・ドハーティ | |
ジェラルド・ハーディ | ヴィクター・マクガイア |
- その他日本語吹き替え
製作
企画
2009年にジェーン・ゴールドマンが脚本を書く事が発表され[7]、さらに後にジェームズ・ワトキンスが監督に決まった[8]。2010年7月19日、ダニエル・ラドクリフがアーサー・キップスを演じることが発表された[9]。その2ヶ月後、『ハリー・ポッター』でラドクリフと共演したキアラン・ハインズがジャネット・マクティアと共にデイリー夫妻を演じることが発表された[10]。撮影前にラドクリフは心理学者と会ったことにより、キャラクターを理解することができた[11]。ジョセフ・キップスは、ラドクリフの名付け子であるジョセフ・ハンドレーが演じた[12]。
撮影
当初3Dでの撮影が計画されていたが[7]、後に中止された[13]。主要撮影は2010年9月26日に開始された[14]。翌日、ラドクリフはイングランドのピーターバラで衣装を纒った[15]。10月上旬にはレイヤー・マーニー・タワーで撮影が行われた[16]。2010年12月4日に撮影が完了した[17]。
ポストプロダクション
2011年4月のロンドンのKapow!コミック・コンにて、ジェームズ・ワトキンス監督は、2010年12月に撮影が完了しており、2011年6月までポストプロダクションを行うことを明かした[18]。
音楽
『The Woman in Black Original Motion Picture Soundtrack』 | ||||
---|---|---|---|---|
マルコ・ベルトラミ の サウンドトラック | ||||
リリース | ||||
ジャンル | 映画音楽 | |||
時間 | ||||
レーベル | Silva Screen Records | |||
プロデュース | マルコ・ベルトラミ | |||
マルコ・ベルトラミの映画サウンドトラック アルバム 年表 | ||||
|
サウンドトラックはアメリカ合衆国の作曲家であるマルコ・ベルトラミが作曲した。2012年3月12日にシルヴァ・スクリーン・レコーズより発売された[19][20]。
全作曲: マルコ・ベルトラミ。 | ||
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「Tea for Three Plus One」 | |
2. | 「The Woman in Black」 | |
3. | 「Crossing the Causeway」 | |
4. | 「Bills Past Due」 | |
5. | 「Voices in the Mist」 | |
6. | 「Journey North」 | |
7. | 「Cellar Eye」 | |
8. | 「First Death」 | |
9. | 「The Attic Room」 | |
10. | 「The Door Opens」 | |
11. | 「Fireside」 | |
12. | 「You Could Have Saved Him」 | |
13. | 「Crazy Writing」 | |
14. | 「In the Graveyard」 | |
15. | 「Elisabeth's Vision」 | |
16. | 「Into the Fire」 | |
17. | 「Jennet's Letters」 | |
18. | 「Race to the Marsh」 | |
19. | 「Rising From the Mud」 | |
20. | 「Summoning the Woman in Black」 | |
21. | 「Reunion」 | |
22. | 「Arthur's Theme」 | |
合計時間: |
評価
批評家の反応
Rotten Tomatoesでは171件のレビュー中、支持率は65%となった[21]。Metacriticでは39件のレビューで62/100となった[22]。
ホーム・メディア
イギリスでは2012年6月18日にDVDBlu-ray Discが発売された[23]。アメリカ合衆国では5月22日に発売された[24]。
参考文献
- ^ “The Woman in Black (12A)”. British Board of Film Classification. 20 January 2012閲覧。
- ^ Felperin, Leslie (25 January 2012). “Film Front Reviews”. Variety. 7 February 2012閲覧。
- ^ Dawtrey, Adam (2 March 2012). “Hammer nails coin from next gen”. Variety 24 March 2012閲覧。
- ^ “The Woman in Black”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年8月23日閲覧。
- ^ “Release Date Moves: Searchlight's 'The Descendants', CBS Films' 'The Woman In Black'”. Deadline.com (Mail.com Media). (28 July 2011) 28 July 2011閲覧。
- ^ a b “3D Version of the Woman in Black Coming from Hammer”. DreadCentral.com (4 November 2009). 27 September 2010閲覧。
- ^ “Hammer Options Rights to Famous Horror Novel "The Woman in Black"”. HammerFilms.com (1 February 2010). 2 October 2010閲覧。
- ^ “Daniel Radcliffe to star in The Woman in Black”. BBC News. (19 July 2010) 27 September 2010閲覧。
- ^ Martyn Conterio (8 September 2010). “Two More Actors Set To Join 'The Woman in Black'”. FilmShaft.com. 27 September 2010閲覧。
- ^ Kristy Kelly (20 September 2010). “Daniel Radcliffe 'prepares for Black role'”. Daily Spy 27 September 2010閲覧。
- ^ "Chris Evan's Breakfast Show". 10 February 2012. BBC Radio 2。
{{cite episode}}
:|series=
は必須です。 (説明) - ^ Russ Fischer (27 September 2010). “First Look: Daniel Radcliffe in 'Woman in Black'”. /Film. 27 September 2010閲覧。
- ^ “Hammer's official Twitter account”. Twitter (7 September 2010). 27 September 2010閲覧。 “via @RoomofRadcliffe @hammerfilms Have heard that The Woman in Black starts filming on Sept.26! Can't wait to see this!!”
- ^ “Daniel Radcliffe pictured in The Woman in Black”. Telegraph. (27 September 2010) 27 September 2010閲覧。
- ^ “Layer Marney News: The Woman in Black”. LayerMarneyTower.co.UK.. 22 October 2010閲覧。
- ^ “Hammer's official Twitter account”. Twitter (4 December 2010). 4 April 2011閲覧。 “On this day in 2010, production wraps on THE WOMAN IN BLACK.”
- ^ “Kapow! Adrian reports in on Hammer's The Woman In Black and more genre goodies!”. AintItCool.com (10 April 2011). 2011年10月10日閲覧。
- ^ Southall, James (6 April 2012). “The Woman in Black”. MovieWave.net. 24 May 2012閲覧。
- ^ Paton, Atila (13 March 2012). “The Woman in Black”. SoundTrack.Net. 24 May 2012閲覧。
- ^ “The Woman in Black (2012)”. Rotten Tomatoes. Flixster. 24 May 2012閲覧。
- ^ “The Woman in Black”. Metacritic. 24 May 2012閲覧。
- ^ “The Woman in Black [DVD]”. Amazon.co.UK. 24 May 2012閲覧。
- ^ “The Woman in Black (+ UltraViolet Digital Copy) [Blu-ray (2012)]”. Amazon.com. 24 May 2012閲覧。